「ティンガティンガ(Tingatinga)とは、アフリカのタンザニア発祥の伝統的な絵画スタイルであり、ポップアート(ハッピーアート)」
ティンガティンガは、1960年代にタンザニアのダルエスサラームで生まれた伝統的な絵画スタイルで、このスタイルは、主にアフリカの動物や植物、自然を描いた作品が特徴的なアートです。
6色のエナメルペンキ(黒・白・赤・青・黄色・緑色)を使い、下書きなしで自分を信じて描き切るという、描き方にも特徴があります。
下書きがない理由というのは、下書きをするということは2回同じ線を描くことになるので鮮度が落ちるからだと言われています。
ティンガティンガの起源は、タンザニアのエドワード・サイド・ティンガティンガという芸術家にさかのぼる。
ティンガティンガのスタイルは、彼の死後もその弟子たちによって受け継がれ、発展していった。
初めは木の板に描いていたが、ヨーロッパの方がその様子を発見し、布に描いてみるよう提案したらしい。
ティンガティンガの作品は、明るく鮮やかな色使いが特徴的で、しばしば背景には幾何学的な模様が描かれる。
作品には、様々な動物たちが自然なポーズで描かれることが多く、それぞれの動物たちの特徴的な色彩や模様も細かく描かれている。
仕上がりは、自分らしいハッピーな絵になったらオッケーというざっくりとしたテーマがあるが、僕を含めアフリカで出会ったティンガティンガアーティストたちは基本的に
【日常に溢れる小さな喜び】
を描いている事が多かったように思います。
何故6色以内で描くのかというと、人間が直感で選択できる最大の数が6であるという理由かららしい。
現在では、ティンガティンガの作品はアフリカ中をはじめ、世界中で高い評価を受けている。
また、ティンガティンガのスタイルは、アフリカの他の地域でも影響を与え、多様な形でアレンジされた作品が巨大化されている。
ティンガティンガはポップで、目を引くアートとして世界中で人気があるが、忘れてはいけないのは【日常に溢れる小さな喜びを描いている】ということ。
近年、世界では効率や便利な世の中を追い求めてしまう人が多い。
しかし、私たちが忘れてはいけないのは、何の変哲のない日常に喜びを見出し、一瞬一瞬を噛み締めるように味わいながら今を生きることである。
そのヒントがティンガティンガ の中には確かにあり、人類が忘れてはならない生きるヒントがたくさんあります。
あたなは今を味わいながら生きていますか?
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